引っ越しで家具を解体する7つの目安|そのまま運べる線引きを先に決めよう!

白を基調とした北欧テイストの明るいリビング空間
アイテム

引っ越しの準備でいちばん時間を食うのが、家具を「解体するかしないか」の判断です。

解体の要否が曖昧なままだと、当日に通路で詰まったり、床や壁を傷つけたり、部品が行方不明になったりします。

この記事は、よくある家具別の目安から、採寸のコツ、部品管理、業者へ依頼するときの伝え方までを一本道で整理します。

先に線引きを作っておくと、梱包の順番も当日の動きも一気にラクになります。

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引っ越しで家具を解体する7つの目安

アイランドキッチンと梁天井が特徴のナチュラルモダンなLDK

家具の解体が必要かどうかは、見た目の大きさより「搬出経路」と「構造」で決まります。

ここでは代表的な家具を7つに絞り、迷いがちなポイントを短く整理します。

ベッド

ベッドはフレームの長さが通路の曲がり角で引っかかりやすく、解体の優先度が高い家具です。

すのこや引き出し付きは部品点数が増えるため、ネジ類の管理を前提に段取りを組むと失敗しにくいです。

搬出前にマットレスだけ先に退避させると、作業スペースが確保できて安全性が上がります。

再組立の前提なら、外す順番をスマホで撮っておくのが近道です。

対象 ベッド
解体の目安 曲がり角がある/階段搬出
主な工具 六角レンチ/ドライバー
注意点 ネジ袋を部位別に分ける
依頼の目安 収納付き/重量が大きい

タンス

一体型のタンスは無理に解体するより、引き出しの固定と養生で運ぶほうが現実的なことが多いです。

ただし背の高いタイプは重心が高く、階段では危険が増えるので搬出経路が狭いなら分解を検討します。

古い家具は木ネジが痩せていることがあり、外すほどガタつきやすい点に注意が必要です。

持ち上げではなくスライド移動になる場面があるなら、床保護を先に決めておくと安心です。

対象 タンス
解体の目安 階段/狭い廊下
主な工具 ドライバー
注意点 引き出し固定/角養生
依頼の目安 背が高い/重量が大きい

食器棚

食器棚はガラス扉や棚板が割れやすく、まず「中身の全撤去」と「扉の固定」が最優先です。

上下分割できるタイプは、分割できるだけで搬出が一気に楽になるので構造を確認します。

棚ダボや棚板が多い場合は、部品をまとめるだけで時間が溶けるため早めに着手すると余裕が出ます。

背板を外すと歪みやすい家具もあるので、外す範囲は最小限に留めます。

対象 食器棚
解体の目安 上下分割可/扉が干渉
主な工具 ドライバー/六角レンチ
注意点 ガラス保護/棚板別梱包
依頼の目安 ガラス多い/搬出が難しい

ソファ

ソファは「幅」より「奥行き」と「肘掛けの張り出し」が壁やドア枠に当たりやすいのが落とし穴です。

脚が外せるだけでも角度が変えやすくなるので、まず脚の脱着可否を見ます。

布張りは汚れやすいため、搬出中に床へ置く瞬間があるなら養生の厚みを増やすと安心です。

リクライニングや電動は配線や可動部があるため、無理に分解せず依頼を検討します。

対象 ソファ
解体の目安 脚だけ外す/通路が狭い
主な工具 六角レンチ/レンチ
注意点 布の汚れ防止/角養生
依頼の目安 電動/分割構造が複雑

ダイニングテーブル

ダイニングテーブルは天板が大きいほど回転できるスペースが必要で、階段や玄関で詰まりやすいです。

脚がボルト留めなら外して天板と脚を分けるだけで、通路の自由度が上がります。

天板の角は壁紙を削りやすいので、角の緩衝を厚めにしておくとトラブルを避けやすいです。

ガラストップは割れリスクが高く、運搬方法を決められないなら依頼に寄せたほうが安全です。

対象 ダイニングテーブル
解体の目安 脚の脱着可/階段搬出
主な工具 六角レンチ/スパナ
注意点 天板角の保護
依頼の目安 ガラス天板/重量が大きい

テレビボード

テレビボードは引き出しや扉が開かないように固定し、ガタつきを減らしてから運ぶのが基本です。

背面配線が多いと搬出中に引っかかるので、ケーブルを一度外して束ねるだけでも事故が減ります。

中央が空洞のタイプは持ち手が少なく、持ち上げ位置の確認が必要になります。

棚板が抜けるなら別梱包し、内部で暴れないように空間を埋めます。

対象 テレビボード
解体の目安 棚板は外す/配線は外す
主な工具 ドライバー
注意点 扉固定/配線束ね
依頼の目安 重量が大きい/搬出が難しい

組み立て家具

組み立て家具は解体しやすい反面、外すほど強度が落ちる構造もあるため見極めが必要です。

説明書が残っているなら、先に構造を把握してから外す順番を決めると戻しやすいです。

背板が釘留めのタイプは無理に外すと歪みやすいので、外さない方針で運ぶ手もあります。

説明書がない場合は、同型の組立手順を公式サイトで探せるメーカーもあります。

対象 組み立て家具
解体の目安 通路に当たる部分だけ
主な工具 六角レンチ/ドライバー
注意点 強度低下/穴が広がる
依頼の目安 再組立が不安/構造が複雑

解体前に決まる採寸のコツ

白いカーテンとベージュソファが調和する明るいリビング

家具を解体するかどうかは、結局「通れるかどうか」に集約されます。

採寸は一度だけ丁寧に行い、迷いを当日へ持ち越さないのがコツです。

搬出経路

搬出経路はドア幅だけでなく、曲がり角の回転スペースがボトルネックになります。

玄関までの動線を一筆書きで辿り、突起物や手すりの存在も含めて見ます。

  • 玄関ドアの有効幅
  • 室内ドアの有効幅
  • 廊下の幅
  • 曲がり角の内側寸法
  • 天井の梁や照明の出っ張り

採寸した数字はメモに残し、家具側の寸法と突き合わせて判断します。

階段

階段は幅だけでなく、踊り場と天井の高さが効くため見落としが起きやすいです。

上に持ち上げる動作になるので、重量が増えるほど安全余裕が必要になります。

測る箇所 見るポイント
階段幅 手すり分を除く
天井高さ 斜め持ちの余裕
踊り場 回転スペース
角の壁 擦れやすい面

階段が厳しいと分かった時点で、解体か依頼のどちらかへ寄せると決断が早くなります。

エレベーター

エレベーターは入口寸法と奥行きが重要で、箱の中で回せるかどうかが肝になります。

集合住宅では養生のルールがある場合もあるので、管理側の注意事項も先に確認します。

搬入先のエレベーターも同じように測り、片方だけ通らない事故を避けます。

不安が残るなら、家具の最大寸法を基準に解体判断を前倒しします。

分解しない選択

解体は万能ではなく、強度低下や部品紛失というリスクも背負います。

分解せずに運ぶなら、扉固定と角保護を強め、持ち上げる人数を増やす前提で考えます。

  • 引き出しは空にする
  • 扉はテープで固定
  • 角は緩衝材で保護
  • 床は毛布で滑り止め

通路が確実に通れるなら、分解しない判断が最短ルートになることもあります。

自分で解体する準備

ブラウンソファとラグでコーディネートされた北欧風リビング

自分で解体するなら、作業そのものより「管理の仕組み」を先に作るのが成功の条件です。

準備が整っていれば、作業時間も再組立のストレスも大幅に減らせます。

工具

家具の解体でよく使うのは、六角レンチとドライバーで、まずここが揃っていれば進められます。

サイズ違いで手が止まるのが一番もったいないので、複数サイズを用意します。

  • 六角レンチセット
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 軍手
  • 養生テープ

電動工具は便利ですが締めすぎの事故もあるため、慣れていないなら手回しで十分です。

部品管理

解体の失敗は、ネジが足りないより「どのネジがどこか分からない」で起きます。

部品は部位ごとに袋を分け、袋にラベルを貼って動線から外れない場所へ集約します。

管理対象 管理方法
ネジ 部位別に袋分け
ワッシャー ネジ袋に同梱
レンチ 袋にテープ固定
説明書 クリアファイル保管

袋を家具本体に貼り付ける方式にすると、部品だけ置き忘れる事故が減ります。

写真

再組立を確実にするなら、外す前の状態を撮っておくのが最強の保険です。

特に金具の向きや棚ダボの位置は、後から思い出そうとすると時間が溶けます。

  • 全体の外観
  • 金具の向き
  • 配線の取り回し
  • ネジ位置のアップ

同じ角度で撮り直せるよう、スマホのメモに「撮影順」を残すと迷いません。

養生

解体しても角が残る家具は多く、壁紙や床を守る養生が結果的に作業を速くします。

緩衝材は薄いと意味が薄いので、角と底面は厚めに当てます。

床に一度置く前提で、毛布や段ボールを敷いて摩擦と汚れを減らします。

養生に時間を使うほど、当日の焦りが減って事故が起きにくくなります。

業者へ任せる判断

モノトーンインテリアと木目床が映えるラグジュアリーなリビング

家具の解体は、時間を買うか安全を買うかの選択でもあります。

依頼するなら、どこまでやってもらえるかを言語化して伝えるのがポイントです。

引っ越し業者

引っ越し業者は運搬の流れの中で解体を行えるため、当日の段取りが一気にまとまります。

ただし対応範囲は会社や家具の種類で変わるため、勝手に期待せず事前確認が必要です。

  • 解体の可否
  • 再組立の可否
  • 追加料金の有無
  • 対応できない家具の条件

見積もり時に「家具名」と「メーカー」と「型番」が分かると話が早く進みます。

家具組立サービス

家具組立サービスは、解体と再組立だけを切り出せるため、引っ越し業者と役割分担しやすいです。

搬入日程に合わせて予約が必要になるので、引っ越し日が決まったら早めに動くのが安心です。

向く場面 理由
家具が多い 作業を外注できる
工具がない 準備負担が減る
組立が苦手 仕上がりが安定
時間がない 当日の混乱が減る

運搬は別でも、組立だけプロに任せると生活復旧が早くなります。

メーカー出張

特殊な構造や保証が絡む家具は、メーカー出張のほうが安心できる場合があります。

説明書の注意事項が厳しい家具ほど、無理に解体せずメーカーに寄せる判断が安全です。

出張は日程調整が必要なので、引っ越しの前後どちらで作業するかも先に決めます。

保証や部品供給の観点で、正規の手順を守れる選択を優先します。

見積もりの伝え方

依頼を成功させるコツは、現場で判断してもらう情報を先に渡すことです。

口頭だけだと齟齬が出るため、写真と寸法をセットで共有します。

  • 家具の正面写真
  • 固定金具の写真
  • 通路の写真
  • 幅と高さの寸法

不安な箇所を一つに絞って相談すると、費用と手間の落とし所が見つけやすいです。

解体で起きやすい失敗

カラフルなビーズクッションとデスクがある子供部屋

家具の解体は、慎重さよりも「ルール化」が勝ちます。

失敗パターンを先に知っておけば、同じ落とし穴を踏まずに済みます。

強度低下

組み立て家具は、一度外すとネジ穴が広がり、元の強度に戻りにくいことがあります。

無理に外すより、通路に当たる部分だけ外す発想のほうが現実的です。

兆候 対策
ネジが空回り 外す回数を減らす
板がぐらつく 補強金具を検討
背板が歪む 背板は外さない
穴が欠ける 締めすぎ回避

不安が出たら、再組立より安全を優先して依頼へ切り替えるのも合理的です。

紛失

ネジ紛失は、作業の遅延だけでなく生活復旧の遅れにも直結します。

床に置いた瞬間に転がるので、部品は必ず袋へ入れて移動します。

  • 部位別に袋分け
  • 袋にラベル記入
  • 袋を本体へ固定
  • レンチも同梱

袋の置き場を一箇所に統一するだけで、紛失リスクは目に見えて下がります。

床壁

家具の角は壁紙を削りやすく、床は引きずりで傷が入りやすいです。

搬出前に床へ敷くものを決め、当日の動線に沿って敷いておくと焦りません。

ドア枠の当たりやすい高さを先に把握し、角の養生を厚めにします。

養生は過剰なくらいでちょうどよく、後悔の余地が残りません。

再組立のズレ

再組立で多いのは、左右を逆に付けてしまうなどの「方向ミス」です。

パーツにマスキングテープで目印を付けると、迷う場面が激減します。

ズレの原因 予防策
左右の取り違え テープで印付け
ネジの混在 袋を分ける
金具の向き 写真を残す
締めすぎ 手回しで調整

最後に増し締めをする前提で、最初は仮止めにして全体の歪みを整えます。

迷ったときに結論を出す順番

シンプルモダンなワークスペースとグレイ壁のインテリア

まず搬出経路を採寸し、通らない可能性がある家具だけを候補に残します。

次に候補の家具を「脚だけ外す」「一部分だけ外す」「分解が必要」に三段階で仕分けします。

分解が必要な家具は、部品管理の手間と再組立の不安を天秤にかけて、自力か依頼かを決めます。

最後に当日の動線に合わせて養生を先に用意し、床と壁の損傷リスクを消します。

この順番で進めると、引っ越しの家具解体は迷いではなく段取りになります。