引っ越しの準備で意外と悩むのが、ダンボールをどこでどう揃えるかです。
自分で用意すると費用を抑えやすい反面、サイズ選びや強度で失敗すると荷造りが止まります。
そこで、買う・もらうの両方を整理しつつ、必要枚数や詰め方まで一気に整えます。
引っ越しのダンボールを自分で用意する方法7つ
まずは「確実に手に入る」購入ルートを押さえると、荷造りの計画が崩れにくくなります。
ここでは、個人でも買いやすく、サイズ選択もしやすい入手先を7つに絞って紹介します。
ダンボールワン
引っ越し向けのサイズや梱包資材をまとめて揃えたいときに便利です。
同じ大きさで統一しやすく、積み重ねたときの安定感が出ます。
到着日数を見込んで、荷造り開始日の少し前に手配すると安心です。
| 名称 | ダンボールワン |
|---|---|
| 入手のしやすさ | ネット注文 |
| 価格感 | まとめ買いで安い傾向 |
| サイズ選び | 種類が多い |
| 向く人 | 箱を統一したい |
| 注意点 | 到着まで日数が必要 |
アースダンボール
丈夫さを重視して選びたい人に向く専門店です。
サイズだけでなく厚みや用途から選べるので、壊れ物が多い引っ越しでも組み立てが安定します。
必要な箱数が多いほど、専門店のセット感が効いてきます。
| 名称 | アースダンボール |
|---|---|
| 入手のしやすさ | ネット注文 |
| 価格感 | 品質とバランス |
| サイズ選び | 用途で選びやすい |
| 向く人 | 強度を優先したい |
| 注意点 | 選択肢が多く迷いやすい |
カインズ
引っ越し直前でも、店舗と通販を使い分けて揃えやすいのが強みです。
梱包テープや緩衝材も一緒に買えるので、買い忘れが減ります。
近所に店舗があるなら、追加で数枚だけ欲しいときにも助かります。
| 名称 | カインズ |
|---|---|
| 入手のしやすさ | 店舗購入と通販 |
| 価格感 | 店頭は手頃 |
| サイズ選び | 引っ越し向けが選べる |
| 向く人 | 今すぐ追加したい |
| 注意点 | 店舗で在庫差がある |
ダイソーネットストア
少量から試して揃えたい人に向く購入先です。
箱だけでなく、ラベルや結束バンドなどの小物までまとめて用意できます。
サイズが小さめ中心になりやすいので、重い物の分散に使うと効率が上がります。
| 名称 | ダイソーネットストア |
|---|---|
| 入手のしやすさ | ネット注文 |
| 価格感 | 少量でも買いやすい |
| サイズ選び | 小さめが中心 |
| 向く人 | 小物をまとめたい |
| 注意点 | 大型荷物には不向き |
モノタロウ
仕事用の資材感覚で、規格箱を手堅く揃えたい場合に強い通販です。
サイズの規格が明確なので、同じ箱を大量に揃えたいときに迷いにくいです。
一度決めたサイズで追加発注しやすいのもメリットです。
| 名称 | モノタロウ |
|---|---|
| 入手のしやすさ | ネット注文 |
| 価格感 | 規格箱は手頃 |
| サイズ選び | 規格で選べる |
| 向く人 | 大量に揃えたい |
| 注意点 | 会員登録が必要 |
アスクル
到着が早い傾向があり、引っ越しまで日がないときの選択肢になります。
オフィス用品と一緒に、テープや緩衝材をまとめて揃えられます。
法人向けイメージでも、個人事業主などで使えるケースがあります。
| 名称 | アスクル |
|---|---|
| 入手のしやすさ | ネット注文 |
| 価格感 | 配送の早さ重視 |
| サイズ選び | 定番が揃う |
| 向く人 | 急ぎで揃えたい |
| 注意点 | 利用条件を確認 |
メルカリ
引っ越し後に不要になる箱を、まとめて安く手に入れたいときに使えます。
同じサイズで揃うとは限らないので、軽い物や衣類を中心に割り当てると扱いやすいです。
状態の確認と、受け取りタイミングのすり合わせが大切です。
| 名称 | メルカリ |
|---|---|
| 入手のしやすさ | フリマ購入 |
| 価格感 | セットが安いことも |
| サイズ選び | 出品内容次第 |
| 向く人 | 費用を抑えたい |
| 注意点 | 汚れと破れを確認 |
無料で集めるなら行動パターンが重要になる
無料の段ボールは魅力的ですが、時間と手間が読めない点が最大の弱点です。
そこで、もらえる確率を上げる動き方と、もらいやすい店の特徴を押さえます。
声をかけるタイミング
段ボールは補充や片付けの都合があるため、忙しい時間帯だと断られやすいです。
店側の負担を減らす聞き方にすると、受け取れる確率が上がります。
持ち帰りやすい状態かどうかも、その場で確認しておくと失敗が減ります。
- 混雑時間を避ける
- 指定の場所があるか聞く
- 持ち帰り枚数を伝える
- 汚れとにおいを確認
- 受け取り可能な時間を相談
スーパー
食品由来のにおいが残る箱もあるので、用途を選んで使うのがコツです。
箱のサイズがばらつきやすいので、軽い物に寄せると詰めやすくなります。
底の強度が弱い箱もあるため、重い物を入れる前提なら補強が必要です。
ドラッグストア
日用品の箱は清潔なことが多く、衣類やタオルにも使いやすい傾向があります。
サイズが小さめでも数が集まりやすく、本や食器の分散に役立ちます。
持ち手穴がない箱が多いので、運ぶ距離が長いなら注意します。
家電量販店
大型家電の箱は大きすぎて扱いにくいので、基本は避けたほうが無難です。
周辺機器の箱はほどよいサイズがあり、壊れ物の緩衝材と相性が良いです。
家電の箱は厚みがある反面、サイズが極端になりやすい点を意識します。
もらいやすさ早見表
無料入手は「店の回転」と「箱の種類」で難易度が変わります。
まずは集めやすい店から当たり、足りない分だけ購入に回すのが現実的です。
| 店の種類 | 集めやすさ | 箱の特徴 | 向く荷物 |
|---|---|---|---|
| ドラッグストア | 高め | 小さめ多い | 本 小物 |
| スーパー | 中 | サイズばらつき | 軽い物 |
| 家電量販店 | 中 | 大きい箱が多い | 緩衝材多め |
| コンビニ | 低め | 数量が少ない | 不足分の補助 |
サイズ選びで運びやすさが変わってくる
箱のサイズが合っていないと、重すぎて持てないか、スカスカで中身が動きます。
よく使う規格と、荷物に合うサイズ感を先に決めておくと作業が速くなります。
よく使う規格サイズ
ネット通販では「60・80・100・120」など、三辺合計の規格で選ぶと迷いが減ります。
規格が分かれば、追加購入しても同じ運搬感覚で揃えられます。
| 規格 | 三辺合計 | 向く荷物 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 60 | 小さめ | 小物 | 数量が増える |
| 80 | 中 | 衣類 | 詰めすぎ注意 |
| 100 | 定番 | 日用品 | 重くなりやすい |
| 120 | 大きめ | 軽いかさ物 | 腰に負担 |
小さめ箱が活躍する荷物
重い物は小さめに分けたほうが、持ち上げやすく階段でも安全です。
箱が小さいほど底抜けのリスクも下がり、運搬中の不安が減ります。
- 本
- 食器
- 缶詰
- 工具
- 書類
大きめ箱を使うときの注意
大きい箱は軽い物専用にしないと、すぐに重量オーバーになります。
持ち手穴がない箱だと腕が疲れやすいので、運搬距離に合わせて選びます。
中身が動く場合は、タオルや紙で隙間を埋めて揺れを止めます。
みかん箱を混ぜる判断
みかん箱のような持ち手付きの箱は、運びやすさだけで見ると便利です。
ただしサイズが独特で積み重ねにくいので、同じ用途の荷物だけに限定すると整います。
食品のにおいが残る場合は、衣類などに使わず日用品寄りに回します。
緩衝材を用意すると詰め方が安定する
箱そのものより、隙間埋めの素材が足りずに手が止まることがあります。
新聞紙がない場合でも、家にあるもので代用できます。
- タオル
- 衣類
- 紙袋
- 緩衝シート
- 小さめの箱
必要枚数を見積もると買いすぎが減る
ダンボールは不足しても困りますが、余ると処分が面倒で場所も取ります。
人数や暮らし方に合わせて目安を出し、最後に微調整する流れが効率的です。
人数別の目安
荷物の量は個人差が大きいので、まずは幅のある目安で考えるとズレにくいです。
不安なら小さめ箱を多めにしておくと、重さの事故が減ります。
| 世帯 | 目安枚数 | 箱サイズの傾向 | 追加が出やすい物 |
|---|---|---|---|
| 単身 | 10〜20 | 小〜中中心 | 本 生活小物 |
| 2人 | 20〜40 | 中が多め | キッチン用品 |
| 3人 | 30〜60 | 小中を混ぜる | 子ども用品 |
| 4人 | 40〜80 | 中以上が増える | 季節家電 |
不足しにくい数え方
箱数は「部屋ごと」より「カテゴリごと」に積むと、見積もりが当たりやすいです。
最後にクローゼットとキッチンだけ別枠で増やすと、だいたい整います。
- 本類
- 衣類
- 食器
- 日用品
- 趣味用品
足りないときの追加調達
追加は同じサイズに寄せたほうが、積みやすく運びやすいです。
無料回収に頼る場合は時間が読めないので、翌日届く通販を保険にします。
急ぎなら近所のホームセンターで補充し、すぐ組み立てて回します。
余った箱の使い道
余りは保管より処分の手間が先に来るので、引っ越し後の動線で判断します。
段ボール回収日が遠い地域なら、資源ごみ以外の回収も確認しておきます。
きれいな箱は保管して、季節物の収納に回すと無駄が減ります。
新品と中古を混ぜる基準
壊れ物は新品の丈夫な箱、軽い物は無料や中古の箱と役割分担すると効率的です。
箱の種類が増えるほど管理が難しくなるので、最終的に2〜3種類に絞ります。
サイズがバラバラな箱は、積み方が崩れやすい点だけ注意します。
テープと詰め方で底抜けの不安が消える
同じ段ボールでも、組み立て方と詰め方で壊れやすさが大きく変わります。
ここを押さえると、箱の品質よりも先に「運びやすさ」が整っていきます。
底面の貼り方を決めて統一する
重い箱ほど底の中心に負荷が集まるので、貼り方の統一が安全につながります。
貼る順番を固定すると、作業の手戻りが減ってスピードが上がります。
- 底フタを正しく噛み合わせる
- 中央を十字で止める
- 側面までテープを伸ばす
- 重い箱は補強を追加
- 持ちやすさを一度確認
1箱の重さを決めて腰を守る
重さの上限を決めないと、同じサイズでも急に持てない箱が生まれます。
体感で持てる重さに揃えるだけで、運搬が一気に楽になります。
| 重さの目安 | 入れやすい物 | 避けたい物 | 向く箱 |
|---|---|---|---|
| 〜8kg | 衣類 | 本を詰め込み | 中以上 |
| 8〜12kg | 日用品 | 食器大量 | 中 |
| 12kg以上 | 分散必須 | 全部混載 | 小 |
中身が動かない詰め方
箱の中で荷物が動くと、角が潰れたり、割れたりしやすくなります。
空間が出るときは、最後に隙間を埋める工程を必ず入れます。
食器は立てて入れるなど、揺れに強い向きに揃えると安心です。
ラベルの付け方で開封が速くなる
引っ越し当日に困るのは、どの箱に何が入っているか分からない状態です。
箱の上と側面の両方に情報を残すと、積まれても判別できます。
- 部屋名
- カテゴリ
- 優先度
- 割れ物注意
- 開封順
壊れ物は箱の中で守る
丈夫な箱でも、運搬中の振動で中身が当たると破損します。
包む順番と配置を決めておくと、梱包材の使いすぎも防げます。
| 品目 | 包み方 | 配置 | 隙間対策 |
|---|---|---|---|
| 皿 | 一枚ずつ包む | 立てて並べる | 紙で埋める |
| グラス | 厚めに包む | 中央に置く | タオルで固定 |
| 瓶 | 全体を覆う | 縦で動かない | 緩衝材を多め |
自分に合う入手先を決めると準備が早くなる
ダンボールを自分で用意するなら、購入で確実性を確保しつつ、無料入手でコストを下げるのが現実的です。
箱のサイズは2〜3種類に絞り、重い物は小さめに分散させると運搬が一気に安全になります。
必要枚数の目安を先に置き、足りない分だけ追加する流れにすると買いすぎが減ります。
最後はテープの貼り方と隙間埋めで、底抜けと破損の不安を消してから詰め始めてください。


