南南東は何度なのかを知りたいとき、答えだけでなく「どう数えるか」も押さえると迷いが減ります。
結論は157.5°ですが、スマホの方位磁針や地図の向き、恵方の「やや南寄り」で混乱しやすいのも事実です。
この記事では、南南東の角度の根拠から、現実の場面での合わせ方まで、実用目線で整理します。
南南東は何度
南南東の角度は、方位角の基準(北を0°として時計回り)で決まります。
数字だけ暗記するより、16方位の割り方を理解しておくと、別の方角も一緒に扱えるようになります。
答えは157.5°
南南東の方位角は157.5°で、北を0°として右回りに測ったときの値です。
南が180°なので、南南東は「南より少し東寄り」の位置として把握できます。
コンパスに度表示がある場合は、157.5°付近に針を合わせれば南南東が出せます。
度数が整数しか表示されない機器では、157°〜158°を目安にしても実用上は困りにくいです。
16方位の区切り
南南東は16方位の一つで、360°を16等分した区切りに置かれています。
16等分は1区切りが22.5°なので、方角がずれるときは「22.5°刻み」を疑うと整理しやすいです。
南東(135°)と南(180°)の間をさらに二分して、南南東(157.5°)が生まれます。
このルールを知っていると、東北東や西北西などの角度も同じ要領で把握できます。
南南東の位置関係
南南東は「南と南東の間」にありますが、真ん中ではなく南に近い側です。
直感的には、南東から南へ向かって半分進んだ角度が南南東だと考えると早いです。
天気予報や航海の方角表現では、細かいニュアンスを短い言葉で伝えるために使われます。
方向だけ伝えたい場面では、南南東は「東寄りの南」と置き換えても会話は成立します。
反対方向は北北西
南南東の反対は北北西で、方位角で言うと337.5°です。
反対方向は「180°足す」か「180°引く」で求められるので、157.5°に180°を足して337.5°になります。
行きと帰りで同じ道を戻すような場面では、反対方位をセットで覚えると便利です。
地図の読図でも、往復の向きがすぐ出せるようになると迷いにくさが上がります。
地図の北と真北
方位角の話をするときの「北」は、基本的に真北(地理的な北)を基準にします。
ただし現場のコンパスは磁北(磁石が指す北)を拾うため、地域によって真北と少しずれます。
このずれが大きい場所だと、数度単位の差が出て「合っているのに合っていない」感覚になります。
目的が登山や測量のように正確さが必要なら、磁気偏角を意識した方が安全です。
現場で迷う原因
南南東で迷う原因は、度数の理解よりも「機器の条件」と「周囲環境」の影響が大きいことが多いです。
スマホは金属の近くや屋内でセンサーが乱れやすく、コンパスも鉄筋や車の近くでは針が暴れます。
さらに、地図アプリが向いている北が「真北」か「画面の上」かで、頭の中の基準がずれます。
まずは基準を揃えてから157.5°を見ると、南南東が急にシンプルになります。
目安にしていい場面
日常の用途なら、南南東は「南より少し東」と捉えて目視で決めても問題になりにくいです。
恵方巻の方角やベランダの方位など、数度の誤差が結果に直結しない場面が多いからです。
一方で、アンテナ設置や測量、登山のルート取りのような用途は、度数で合わせた方が安心です。
迷ったら、目的が「雰囲気」なのか「精度」なのかで判断すると整理できます。
16方位の基準を押さえる
南南東を正しく理解する近道は、方位角の数え方と16方位の区切りを一度だけ固めることです。
ここを押さえると、南南東だけでなく東北東や西南西も同じ発想で扱えるようになります。
方位角の数え方
方位角は、北を0°として時計回りに増えていく数え方が基本です。
東は90°、南は180°、西は270°なので、まずはこの4点を頭の中の基準にします。
南南東は南(180°)の少し手前で、東側に寄っている位置だと捉えると迷いにくいです。
度数で把握できると、地図の回転やルートの向きも数字で扱えるようになります。
8方位との違い
8方位は、東西南北に北東・南東・南西・北西を足した区切りで、日常会話でよく使われます。
16方位はさらに細かくなり、天気予報や方位磁針の説明で出てくる頻度が上がります。
- 8方位は45°刻み
- 16方位は22.5°刻み
- 南南東は16方位に登場
- 南東は8方位でも登場
代表的な度数一覧
主要な方位を度数で押さえると、南南東の157.5°がどこに挟まれているかが一気に見えます。
ここでは、よく使う方位だけを短い表で整理します。
| 方位 | 度数 |
|---|---|
| 北 | 0° |
| 東 | 90° |
| 南東 | 135° |
| 南南東 | 157.5° |
| 南 | 180° |
| 西 | 270° |
32方位の考え方
より細かい表現として32方位を使うと、16方位の間がさらに二分されます。
ただし日常では16方位までで十分なことが多く、32方位は専門性の高い場面で出やすい区分です。
恵方の話題では24方位が絡むことがあり、区切りが変わると角度の言い方も変わります。
まずは16方位で南南東が157.5°だと分かれば、必要に応じて細分へ進めば大丈夫です。
コンパスで南南東を出す手順
南南東を実際に向きたいときは、度数の知識だけでなく「測り方の癖」を押さえるのが近道です。
スマホでも専用コンパスでも、環境の影響を減らしてから157.5°を合わせるのが基本になります。
スマホの方位磁針を整える
スマホの方位磁針は便利ですが、磁気センサーが周囲の影響を受けやすいという前提があります。
最初にキャリブレーションや位置情報の許可設定を整えて、表示が安定する状態を作ります。
- 金属から離れる
- ケースの磁石を外す
- 水平を意識する
- ゆっくり回転する
157.5°を合わせるコツ
度数表示があるなら157.5°に合わせるのが最短ですが、機器によっては小数点が出ないこともあります。
その場合は157°〜158°を目安にし、方向が暴れない場所へ移動してから微調整します。
| 状況 | 合わせ方の目安 |
|---|---|
| 小数表示あり | 157.5°に一致 |
| 整数表示のみ | 157°〜158° |
| 表示が揺れる | 場所を移動 |
| 屋内で不安定 | 窓際で再確認 |
磁気偏角の注意
地図で正確に南南東を取りたい場面では、真北と磁北の差が無視できないことがあります。
この差は地域によって変わるため、厳密さが必要なら、地域の磁気偏角を前提に補正します。
体感としては「数度のズレ」ですが、長距離のルート取りでは位置の誤差が膨らむ原因になります。
精度が必要なときほど、度数を信じ切る前に基準の北を見直すのが安全です。
屋内でズレる要因
屋内や車内は、鉄筋や電装品の影響で方位が大きく乱れやすい環境です。
「南南東を向いたはずなのに違う」場合は、まず環境要因を疑うと修正が早くなります。
- 鉄筋コンクリート
- 大型家電の近く
- 車のボディ周辺
- 電源ケーブル付近
恵方の「やや南寄り」の正体
節分の恵方で「南南東やや南寄り」と言われると、南南東の157.5°とどう違うのかが気になります。
ここは方位の区切りが16方位ではなく、より細かい区分で扱われることがある点がポイントです。
恵方が毎年ずれる仕組み
恵方は毎年変わりますが、その決まり方は単に16方位を順番に回すだけではありません。
年の巡りを扱う考え方では、方位をより細かく刻んで表すことがあり、その差が「やや」の正体になります。
日常では16方位の言い方に丸められることが多く、結果として南南東という表現が選ばれます。
つまり「南南東」と聞いても、厳密には別角度を指している可能性があるということです。
24方位を使う場合
恵方の説明では、16方位より細かい区切りを前提にする情報も見かけます。
そのとき、南南東(157.5°)の少し南側にある角度が指定されることがあります。
| 区分 | 刻み幅 |
|---|---|
| 16方位 | 22.5° |
| 24方位 | 15° |
| 南南東 | 157.5° |
| 南南東より南側 | 165°付近 |
南南東と165°の差
南南東の157.5°と、165°付近の方角の差は7.5°ほどです。
体感では少しの差でも、遠くの目標物を目印にすると向きがはっきり分かれることがあります。
- 差は約7.5°
- 時計の針で少し分かれる
- 遠景ほど差が出る
- 近距離では誤差に埋もれやすい
実生活の向きの決め方
恵方巻を食べるような場面なら、厳密に7.5°を追い込まなくても気持ちとして成立します。
とはいえ「せっかくなら合わせたい」なら、スマホで165°付近を狙って微調整するのが現実的です。
表示が揺れる場合は、同じ場所で何回か測って平均的な向きに合わせると安定します。
一番大事なのは、周囲の金属や電化製品から離れて測ることです。
よくある疑問を短く整理
南南東は角度だけでなく、読み方や英語表記、感覚的な方向の捉え方でも質問が多い方角です。
ここでは混乱しやすいポイントを、短い結論で押さえていきます。
読み方
南南東の読み方は「なんなんとう」で、言葉としては「南と南東の間」を指します。
口に出すときは、同じ音が続くので「なん・なんとう」と区切ると読みやすくなります。
天気予報や方角の学習で頻出なので、読みだけ先に覚えておくと聞き取りが楽になります。
表記に迷ったら、南(みなみ)と東(ひがし)が入っていると確認すると崩れにくいです。
英語表記SSE
南南東は英語でsouth-southeastと表し、略語はSSEが一般的です。
地図アプリや計測機器では、度数と一緒にSSEのような略号が表示されることがあります。
| 日本語 | 英語 | 略 |
|---|---|---|
| 南南東 | south-southeast | SSE |
| 南南西 | south-southwest | SSW |
| 東南東 | east-southeast | ESE |
| 東北東 | east-northeast | ENE |
時計の針で見ると
方位角のイメージが湧きにくいなら、時計の文字盤に置き換えると理解が早くなります。
北を12時、東を3時、南を6時として、南南東は6時より少し左側ではなく右側に寄ります。
- 北は12時
- 東は3時
- 南は6時
- 南南東は5時台寄り
南南東と南東の違い
南東は135°で、南南東は157.5°なので、南南東のほうが南に近い方向です。
会話で「南東あたり」と言っていたものを、より具体的に言うなら南南東が候補になることがあります。
地図やコンパスでは、135°と157.5°は明確に別なので、目的が正確さなら混同しない方が良いです。
逆に方角の雰囲気だけ伝えるなら、南東と南南東は同じ方向帯として扱われることもあります。
迷ったら157.5°を基準に整える
南南東は157.5°で、16方位の仕組みから必然的に決まる角度です。
現場で迷うときは、度数の暗記よりも、真北と磁北の違い、屋内の磁気干渉、スマホの揺れを疑うのが近道です。
恵方の「やや南寄り」は区切りが細かい場合があり、南南東から少し南側へ寄せる表現として出てきます。
最終的には目的に合わせて、157.5°をきっちり合わせるか、南寄り東寄りの目安で決めるかを選ぶとスムーズです。


