ホームセンターで買う引っ越しの食器梱包材の選び方|割れやすい皿も安全に運ぶ段取りが決まる!

白いソファと観葉植物が配置されたクラシックなリビングルーム
アイテム

引っ越しの荷造りで一番ストレスになりやすいのが、食器の梱包です。

割れやすいのに数が多く、しかも新居で開けた瞬間に失敗が分かるからです。

そこで頼りになるのが、必要な資材を一気に揃えやすいホームセンターです。

ただし何となく買うと、包みにくい紙や足りないテープで作業が止まります。

先に「何を」「どれだけ」「どう使うか」を決めると、作業時間も破損リスクも下げられます。

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ホームセンターで買う引っ越しの食器梱包材の選び方

テレビとソファが置かれたシンプルなリビングルーム

ホームセンターには紙・緩衝材・専用ダンボール・テープ類がまとまって置かれていることが多いです。

食器の梱包材は「包みやすさ」「クッション性」「箱の中で動かないこと」の3点で選ぶと迷いにくいです。

皿や茶碗は紙系で形を作りやすく、グラスは面で守れるシート系が相性が良いです。

最後に箱の中の隙間を埋めて固定できれば、引っ越し中の振動にも耐えやすくなります。

更紙

更紙はインク移りが少なく、食器に直接触れる包材として使いやすいです。

薄いのでクシャっと丸めやすく、箱の隙間埋めにも回せます。

皿は1枚ずつ包み、重なる面に紙が残るように巻き込むと擦れも減ります。

迷ったら「まず更紙を多めに買う」と作業が止まりにくいです。

濡れた食器に使うと張り付くので、乾燥だけは徹底します。

品目 更紙
向く食器 皿類 全般
使い方 1枚ずつ包む
量の目安 100枚単位で用意
価格感 低め
注意 湿気で張り付き

クラフト紙

クラフト紙は更紙より厚みがあり、角がある食器や重めの器に向きます。

折り目が付きやすいので、皿の縁や取っ手の形に沿わせて固定しやすいです。

重ねるときは紙の端が器に当たらないよう、端を内側に折り込むと安心です。

厚い分だけ枚数が減るので、量は更紙より少なめで計算します。

厚さがあるぶん嵩張るため、箱の容量に余裕を残すのがコツです。

品目 クラフト紙
向く食器 大皿 鉢
使い方 縁を折って包む
量の目安 更紙の半分程度
価格感 中くらい
注意 嵩張りやすい

プチプチ

気泡緩衝材はいわゆるプチプチで、面で守れるのでグラスやマグの保護に向きます。

底と側面を連続して覆えるように巻くと、落下方向が変わっても守りやすいです。

テープで留めるときは器に直接テープが触れないよう、必ず緩衝材同士を留めます。

箱詰め後に上から軽い荷物が乗る可能性があるなら、特に優先して使います。

気泡の凸凹で擦れることがあるので、表面が気になる器は紙を1枚噛ませます。

品目 気泡緩衝材
向く食器 グラス マグ
使い方 連続で巻く
量の目安 ロール1本目安
価格感 中くらい
注意 直貼りテープ禁止

ミラーマット

ミラーマットは発泡ポリエチレンの薄いシートで、表面を傷つけにくいのが強みです。

ガラス皿や釉薬の強い器など、擦れが怖い食器を包むと安心感が上がります。

シートを折って角を作り、器の縁を包み込むようにするとズレにくいです。

薄いのにクッション性があるので、紙より少ない層でも守りやすいです。

滑りが良いぶん箱内で動きやすいので、隙間埋めと併用して固定します。

品目 ミラーマット
向く食器 ガラス皿 高級食器
使い方 折って面を覆う
量の目安 シート数枚から
価格感 やや高め
注意 箱内で滑りやすい

薄手スポンジシート

薄手のスポンジシートは、器と器の間に挟んで擦れを防ぐ用途に便利です。

特に重ねて収納することが多い小皿や取り皿は、間に一枚挟むだけで安心感が変わります。

包むより挟む役割が得意なので、紙で包んだ後に追加で使うと効果が出ます。

カットしやすいので、仕切り材の代わりにサイズ調整して使うこともできます。

厚すぎると箱の容量を圧迫するため、薄手を選ぶのが現実的です。

品目 スポンジシート
向く食器 小皿 取り皿
使い方 間に挟む
量の目安 皿の枚数分
価格感 中くらい
注意 厚いと嵩張る

食器用ダンボール

食器用ダンボールは強度が高めで、重くなりがちな食器をまとめても箱が歪みにくいです。

持ち手穴が付いているタイプは運搬時の安定感が上がり、落下リスクを減らせます。

箱が丈夫でも中身が動くと割れるので、最後の隙間埋めまでセットで考えます。

普通の箱より小さめを選ぶと、持ち上げるときに腰の負担も減ります。

箱に内容を書きやすい面があるものだと、開梱もスムーズになります。

品目 食器用ダンボール
向く食器 食器 全般
使い方 小さめ箱で分散
量の目安 食器棚1段に1箱
価格感 中くらい
注意 隙間埋め必須

仕切り材

仕切り材は箱の中で器同士がぶつかるのを防ぎ、特にグラス類で効果が出ます。

格子状の仕切りはサイズが合うと強い一方で、合わないと逆にガタつくことがあります。

仕切りの隙間に紙を追加して、器が動かない状態まで調整すると安心です。

マグやコップは取っ手が引っかかりやすいので、取っ手周りに紙でスペースを作ります。

仕切りだけに頼らず、底のクッションと上の固定まで含めて完成と考えます。

品目 仕切り材
向く食器 グラス コップ
使い方 格子で区切る
量の目安 箱1つに1枚
価格感 中くらい
注意 サイズ調整が必要

梱包テープ

梱包テープは箱を閉じるだけでなく、底抜け防止の補強にも使う重要アイテムです。

食器箱は重くなるので、底面はH貼りの形で補強すると安心感が上がります。

テープが弱いと持ち上げた瞬間に剥がれることがあるので、粘着力で選びます。

作業効率を上げるなら、テープカッターも一緒に用意すると手が止まりにくいです。

冬場は粘着力が落ちることがあるため、貼る前に箱の表面のホコリを落とします。

品目 梱包テープ
向く食器 全ての箱
使い方 底をH貼り補強
量の目安 箱10個で1巻
価格感 低め
注意 ホコリで剥がれ

ストレッチフィルム

ストレッチフィルムは、食器棚の引き出し内の小物や束ねたいものをまとめるのに便利です。

箱に入れる前にまとめておくと、開梱時に散らばらず、探し物も減ります。

直接器に巻くより、器を包んだ紙の上から固定する用途が使いやすいです。

紙がほどけやすいときに軽く巻くだけでも、作業が一気に安定します。

締めすぎると器に圧がかかるので、固定は軽めに留めるのが無難です。

品目 ストレッチフィルム
向く食器 小物 束ねたい器
使い方 外側から軽く固定
量の目安 家庭なら1本
価格感 中くらい
注意 締めすぎ注意

割れない梱包手順の基本

クローゼット付きで明るいフローリングのシンプルな洋室

食器を割らないコツは、包材選びよりも「手順」と「固定」の設計にあります。

包む前の準備で作業台を作り、流れ作業にすると時間もミスも減ります。

箱に入れた後に動かない状態を作ると、引っ越し中の振動にも強くなります。

下準備

まずは食器を洗って完全に乾かし、濡れによる紙の張り付きとカビ臭を防ぎます。

作業台の上に更紙やクラフト紙を広げ、包む場所と積む場所を分けます。

割れやすいものから包むと集中力が必要なので、最初に時間を確保します。

箱の底は先に補強しておくと、途中で底抜けを心配せずに済みます。

必要な道具を手元に揃えるだけで、梱包のペースが大きく変わります。

  • 乾いた布巾
  • 更紙
  • 梱包テープ
  • マジックペン
  • ハサミ

皿の包み方

皿は横に寝かせるより、立てて詰める方が衝撃に強くなりやすいです。

1枚ずつ包んで縁を守り、皿同士の面が直接当たらない状態を作ります。

箱の中は隙間があるほど動いて割れるので、最後まで埋め切る意識が大切です。

大皿は重量が出るため、箱を小分けにして持ち上げやすさを優先します。

包材が足りないと雑になるので、皿の枚数に対して余裕を持たせます。

工程 紙を広げる
要点 中心に皿を置く
工程 対角で包む
要点 縁を先に守る
工程 箱に立てる
要点 隙間を埋める

グラスの包み方

グラスは底が割れやすいので、底から側面まで連続して守る包み方が向きます。

ミラーマットや気泡緩衝材で面を覆い、口の縁が当たらない厚みを作ります。

箱の中では立てて入れ、取っ手や脚があるものは周囲のスペースを広めに取ります。

仕切り材があると安定しますが、ガタつく場合は更紙を足して固定します。

最後に上から軽く押して動かないことを確認すると、破損の確率が下がります。

箱詰めのコツ

重い食器を詰めすぎると運搬中に箱が歪みやすく、結果的に割れやすくなります。

箱の底にクッションを敷き、重いものを下に置いて重心を安定させます。

上に軽いものを置くときも、食器が直接触れないように紙で層を作ります。

箱の側面に内容と「ワレモノ」の表示を書いておくと、扱いが丁寧になりやすいです。

ガムテープで閉じる前に、箱の中で音がしないかを確認します。

  • 底にクッションを敷く
  • 重い器は小分け
  • 隙間は丸め紙で埋める
  • 立てて詰める
  • 表示を書いて共有

売り場で迷わない探し方

木製ダイニングとタイル壁が印象的なナチュラルキッチン

ホームセンターは店舗によって資材の置き場が分かれ、目的の物を探すだけで疲れがちです。

最短で揃えるには、売り場の目印と聞き方を決めてから動くのが効率的です。

量の目安を把握しておくと、買い足しの往復も減らせます。

売り場の目印

食器の梱包材は、引っ越しコーナーか梱包資材コーナーにまとまっていることが多いです。

紙類は文具や事務用品付近、テープは工具売り場付近に分散している店もあります。

先にテープと箱を確保してから紙類を選ぶと、全体の必要量が見えやすいです。

迷ったら「梱包資材」「梱包テープ」「緩衝材」の表示を頼りに歩きます。

探す順番を決めるだけで、店内の移動距離が短くなります。

  • 梱包資材コーナー
  • 引っ越し用品コーナー
  • 文具 事務用品
  • 工具 テープ売り場
  • 段ボール置き場

店員に聞くときの言い方

店員に聞くときは、商品名より用途で伝える方が案内が早いです。

例えば更紙を探すなら「食器を包む無地の紙」と言うと通じやすいです。

仕切り材は「グラスを分ける段ボールの仕切り」と言うと誤解が減ります。

在庫が少ない時期は取り寄せになることもあるため、代替品も一緒に確認します。

聞く前に食器の種類と量をざっくり伝えると、必要量の相談もしやすいです。

買う量の目安

量が足りないと途中で包み方が雑になり、割れやすさが一気に上がります。

逆に買いすぎると嵩張って邪魔になるので、目安を先に作っておくと安心です。

皿は枚数分の紙が必要で、隙間埋め用に追加の紙が別で必要になります。

グラスが多い家庭は緩衝材の比率を上げると、後半の不安が減ります。

箱は小さめを増やし、重くしすぎない分散を優先します。

対象 皿が多い家庭
紙の比率 多め
対象 グラスが多い家庭
緩衝材の比率 多め
対象 重い器が多い家庭
箱の方針 小箱で分散

在庫切れ対策

引っ越しシーズンは段ボールや緩衝材が品薄になることがあります。

必要量が多いなら、同じ店でまとめ買いできる日を早めに作っておくと安心です。

紙が足りない場合は更紙をクラフト紙に寄せるなど、代替の方向性を決めます。

テープだけは妥協すると作業が止まるので、必ず先に確保します。

迷ったら最低限セットを先に買い、足りない分を追加する二段構えも現実的です。

費用を抑える工夫

観葉植物とブルーラグがあるナチュラルテイストのリビング

ホームセンターで全部揃えると安心ですが、工夫次第で出費は抑えられます。

大切なのは「割れるリスクが高い所だけは節約しない」という線引きです。

無料で集められる資材と買うべき資材を分けると、満足度が高くなります。

無料で集める紙材

紙の代替として無料で集めやすいのは、チラシや紙袋などの紙素材です。

ただしインク移りや臭いが気になるため、直接触れる用途は選びます。

隙間埋めや箱の上部の固定など、食器に直接触れにくい場所で活かすと安全です。

乾いた紙を丸めるだけでも固定力は上がるので、仕上げ用として便利です。

食器に当たる面だけ更紙にして、補助を無料紙で埋めるとバランスが取れます。

  • 紙袋
  • 古い包装紙
  • 段ボールの切れ端
  • 新聞紙
  • チラシ

100円ショップとの使い分け

100円ショップは少量の緩衝材やテープが手軽ですが、量が増えると割高になりがちです。

ホームセンターはロールやまとめ売りが多く、量が必要な家庭ほど向きます。

少量だけ追加したいときは100円ショップ、最初の一式はホームセンターが無難です。

緩衝材は厚みが違う商品もあるので、用途に合わせて買い分けます。

最終的に「足りない不安」を減らせる組み合わせが一番の節約になります。

目的 最初の一式
向く店 ホームセンター
目的 少量の追加
向く店 100円ショップ
目的 テープの信頼性
向く店 ホームセンター

引っ越し業者資材の活用

引っ越し業者によっては、段ボールや緩衝材をオプションで提供していることがあります。

配達と回収がセットだと、片付けの手間が減る点が魅力です。

ただし食器用の専用資材があるかは業者で差があるため、内容を確認します。

食器が多い家庭は、専用箱があるかどうかだけでも作業が楽になります。

ホームセンターの資材と混ぜる場合は、箱サイズの統一を意識すると積みやすいです。

使い回しの注意

前回の引っ越し資材を使い回すと節約になりますが、テープや段ボールは劣化しやすいです。

段ボールが柔らかくなっていると、底抜けや箱の歪みが起きやすくなります。

緩衝材は再利用できても、潰れてクッション性が落ちている場合があります。

安全側に倒すなら、重い食器を入れる箱とテープだけは新調します。

節約は「破損しやすい部分にだけお金を使う」形にすると納得感が残ります。

開梱と処分のコツ

バルコニー付きでレンガ調クロスのある明るい洋室

食器の梱包は運んだら終わりではなく、新居での開梱がスムーズかどうかが重要です。

開ける順番と資材の処分まで考えると、引っ越し直後の疲れが減ります。

梱包時のひと工夫が、片付けの速度に直結します。

開ける順番

新居ではまず最低限の食器だけを取り出し、生活が回る状態を先に作ります。

箱を全部開けると散らかるので、使う分だけを選んで開けるのがコツです。

箱の外側に用途を書いておくと、必要な箱だけをピンポイントで開けられます。

割れ物は慌てると落とすので、開梱は床に座って低い位置で作業します。

キッチン周りの動線が整うと、残りの荷解きも加速します。

  • 最低限の食器箱
  • 調理器具の箱
  • 食品の箱
  • 残りの食器箱
  • 保管用の器

資材の分別

梱包資材は種類が混ざると捨てにくいので、開けながら分別すると後が楽です。

紙は紙、緩衝材はプラ、段ボールは段ボールにまとめておくと処分が早いです。

自治体で分別ルールが違うため、迷うものは一時保管してから判断します。

テープが残った段ボールは、はがせる範囲だけ剥がすと回収が通りやすいです。

袋を分けておくだけで、片付けのテンポが落ちにくくなります。

資材 段ボール
まとめ方 畳んで束ねる
資材 紙類
まとめ方 袋に集める
資材 緩衝材
まとめ方 別袋で保管

再利用の保管

緩衝材やミラーマットは状態が良ければ再利用でき、次回の荷造りが楽になります。

ただし場所を取るため、残す量を決めてから保管すると邪魔になりにくいです。

使い道がある分だけ残し、残りは早めに処分すると部屋が片付きます。

保管するなら湿気の少ない場所にし、臭い移りを防ぐため袋に入れます。

次に使う可能性が低いなら、処分して気持ちを切り替えるのも立派な選択です。

食器梱包を早く終える要点

クローゼット付きで明るいフローリングのシンプルな洋室

ホームセンターで買う引っ越しの食器梱包材は、更紙を軸にして不足しやすい緩衝材とテープを先に押さえると失敗が減ります。

皿は立てて詰め、グラスは面で守り、箱の中を動かない状態に仕上げるのが最優先です。

作業台と道具の配置を整え、包む場所と積む場所を分けるだけでスピードが上がります。

箱は小分けにして重くしすぎず、底面は必ず補強して持ち上げの不安を消します。

節約は隙間埋めなど低リスク部分で行い、直接保護する包材とテープだけは妥協しないのが賢いです。

開梱まで見据えて箱に内容を書き、開ける順番を決めておくと引っ越し後の疲れが軽くなります。

最後に資材を開けながら分別すれば、片付けが一気に終わります。